わたしたちは、なぜはたらくのか。
ボク(ワタシ)は何のために生きているのだろう?
誰もが一度は、そんな自問をした経験はありませんか。しかし、その問いに答えはありません。なぜなら私たちにとって生きるということは、「手段」ではなく「目的」だからです。そして「労働」は、生きるという「目的」のための「手段」です。それも”楽しく”生きるというための。
働くのは自分のため。あるいは自分の大切な家族のため。決して他人や会社のためではありません。金本鉄筋工業は、常にそのことを忘れないように心がけて、働く場所を提供していきたい。
会社のためだけではない、自分たちのための働く場所を。
充実感を与えてくれる仕事を目指そう
先にも触れましたが、労働とは生きるための手段です。そして仕事とは、その労働が生み出す「価値」です。残念ながら「価値」を評価するのは、自分ではなく他人ですが、一所懸命組立てた鉄筋を人が見て、「いい仕事をするね!」と言われたときの充実感。
労働は生きるための糧を、仕事は生きている充実感を与えてくれます。
肉体労働?
建設現場は一般的に肉体労働でキツいと思われていますが、何も一日中重い資材を担いでいるわけではありません。
確かに鉄筋は鉄で出来た棒ですから、それなりの重量はありますが、自分で持てる範囲でしか担ぎません。
現場でも加工場でも、大体はクレーンを使って資材を運ぶのです。
そもそも人力だけで資材を運んでいては、いつまでたっても建物は出来上がりません(笑)。
入社後の流れ
入社直後は加工場~現場
入社直後、いきなり現場へ行くことはありません。まず加工場で、熟練工の手もと・相番をしながら鉄筋に触れてみる。材料の各サイズを覚え、それぞれの重さを感じる。加工した材料を束ねるため、ハッカーを使ってみる。玉掛作業の補助をしながら、吊り荷のバランス感覚を身につける。最初の1,2ヶ月は働いているという実感がわかずに、「自分は役に立っているのだろうか?」と思うかもしれません。でもそんなことを気にする必要はありません。鉄筋工への近道はないのです。
入社2年目~3年目
1年も過ぎれば、そこそこハッカーも扱えるようになっています。もちろん現場でです。簡単な壁の組み立てぐらいは、一人でできているでしょうか?
また現場での作業となると、玉掛技能講習やクレーン特別教育などの資格作業も必須です。金本鉄筋工業では、必要に応じて、適宜資格を取得させています。もし弊社を辞めることとなっても、その資格は次の職場で活かせるかもしれません。一度関わったひとには、いつまでも元気でいてほしいものです。
入社5年目、そして職長へ
5年目ともなると、一通り加工や組み立ても、できるようになっているでしょうか。そろそろ図面の見方や、仕様書の確認を身につけるころだと思います。好奇心のある者ならば、技能検定でいうところの施工図作成作業、通称「拾い出し」に興味を持つはずです。そしてそれは「職長」への入り口です。
職長になれば、それなりの責任感や自負も必要となります。自分の働きに対して、正当な対価を受けているか?会社と交渉してみるのもいいでしょう。